EDの原因

そもそも勃起は、性的な興奮を感じて、その刺激が伝達されることで男性器に血液が集まり起こります。そして、性行為が終わるまで、その血液が流れ出ないように溜め込んでおくことで、勃起が維持できます。

EDは、上記の過程になんらか不具合が生じて起こると考えられます。原因には、主に以下の3種類があります。

・心因性ED

精神的なストレスが引き金になって起こるEDです。仕事や夫婦関係でのネガティブな感情やトラウマなどによって、勃起が難しくなります。一度性行為がうまくいかず、「またうまくできなかったらどうしよう」という不安が原因で発症することもあります。

・器質性ED

器質性EDは、身体の血管や神経が弱ることによって引き起こされる、最も患者数の多いEDです。年を取ったこと(加齢)や、加齢からくる動脈硬化、運動不足、喫煙、暴飲暴食、不規則な生活リズムからなる生活習慣病などがきっかけとなります。年齢を重ねるだけでも神経や血管は弱くなっていきますが、日頃の不摂生で高血圧や糖尿病、肥満などがあると陰部の血流が悪くなるとEDが起こりやすくなります。また、下部尿路症状・前立腺肥大症といった泌尿器科系の疾患、前立腺癌や膀胱癌の手術の影響なども原因になることがあります。これは主に50歳代に多く見られる神経や血管の障害で起こるEDです。

・薬剤性ED

中枢神経などに作用する薬、循環器・消化管に作用する薬など、特定の薬の副作用でEDになることがあります。具体的には解熱・鎮痛剤、抗うつ薬、血管拡張剤などが挙げられます。一昔前は、EDの原因はほとんどが心因性だと考えられていましたが、診断法の進歩にしたがって器質性や薬剤性、器質性と心因性の両方を伴う混合性があることもわかっています。